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尿素水 政府

韓国政府、尿素水不足への対策「点検」レベル

Nov 05, 2021 (Gmt+09:00)

韓国で尿素水が品薄になっている問題で、韓国経済の血脈である物流が止まりかねないという懸念が高まっている中、韓国政府はこれといった対策を見つけられずにいる。5日には、大統領府が、尿素水対策関連タスクフォース(TF)を発足させたが、これまで政府が発表した対策を総合点検するレベルにとどまっている。
5日、ソウル松坡区の工場に並ぶミキサー車(キム·ボムジュン記者)
5日、ソウル松坡区の工場に並ぶミキサー車(キム·ボムジュン記者)
産業用の尿素水を車両用に転換する緊急対策と関連し、「現実的に不可能だ」という産業界の意見が出て、現場の混乱は深まっている。中国発の原料供給難、韓国国内の在庫不足、政府の遅れた行政によってもたらされたコロナ初期のマスク不足との類似点も指摘されている。尿素水のように国家物流システムの維持に欠かせない原材料の輸入先を多角化し、戦略物資に指定すべきだという声が出ている。

韓国政府は、尿素水の需給難を解消するため、△産業用尿素水の車両用転換△ロシア·インドネシアなど輸入先の多角化△中国への輸出制限緩和要請△SCR(排出ガス低減装置)義務装着の一時解除、などの対策を推進している。このうち、産業用尿素水の車両用転換が最も現実的な提案として挙げられている。

環境省は、このための技術検討作業に着手した。産業用尿素水の不純物レベルが、車に適用してもよいか、また、車両用要素数だけの煤煙削減効果を出すことができるかを判断するための手続きだ。環境省は、この技術の検討に10日前後の時間がかかると見ており、最終結論は11月15日以降に出る予定だ。

しかし、産業界では「不純物問題のため、産業用尿素数を車両用に転換するのは不可能だ」という主張が出ている。車両用尿素水は、産業用や農業用尿素数に比べ、品質基準が厳しい。業界によると、現代車·起亜(キア)など、自動車メーカーに不凍液など石油化学物質を納品する専門会社が最近尿素水転換実験を行ったが、2日で「不可能」という答えが出た。ある関係者は「政府の案に従って実験をしてみたが、スペックの合う製品は到底出ない」とし「尿素水メーカーも、不純物を最大限減らした車両用尿素を使って車両用尿素水を作ったのに、産業用尿素水で車両用尿素水を作るというのはこれといった研究先例もない状況」と話した。続いて「できる、できないさえ言えない未知の状態だ」と付け加えた。

○ロシア製は来年から輸入可能

韓国政府や業界の一部では、最後の代案として、軽油車両が尿素水無しで運行できるよう、SCR装置の設定を変更したり、作動を中止させるべきだという意見が出ている。これに対して、汚染物質排出規制権限を持つ環境省は「不可」の立場を明確にしている。一時的な尿素水の品薄のため、汚染物質低減の原則を毀損できないという理由からだ。SCR設定を変更し、従来車に一々適用すること自体、短期間で不可能なことだ。従来のSCRの制御ロジックを変更するソフトウェアを開発するためには、何か月かかるかわからず、車主らが一々製造会社などのサービスセンターに車を持ち込み、新しいソフトウェアを適用しなければならないからだ。

 ロシアやインドネシアなどへの輸入先多角化も、当面の需給不安を解消するには力不足だという指摘だ。余裕のある生産先を把握し、導入交渉を行うだけでも少なくとも3か月以上がかかるからだ。インドネシアは、中国に続き輸出制限措置を取っている。韓国政府は現在、両国のほか、豪州、モンゴル、ベトナムなどへまで輸入先の拡大対象を拡大したという。

 業界内外では、「政府は後の祭り」対策だけを発表しているという批判が相次いでいる。尿素水輸入業者など業界の関係者らは輸入、生産、販売在庫などの尿素需給状況を毎月政府に報告したが、国政監査などで先制的な対策作りが遅れたということだ。固定取引先のある物流業界は、損害を甘受して尿素水の確保に乗り出した状態だ。ある物流業者関係者は「赤字が出ても10万ウォン、20万ウォンずつ渡して尿素水を確保している」とし「本社の職員が進んで尿素水の在庫がある場所を探し出し、貨物運転手に耳打ちしている状況」と述べた。

 チョ·チョル産業研究院先任研究委員は「今回の尿素需給難をきっかけに中国に依存する原材料供給網全般に対する点検が必要だ」とし「今後、中国に対する西欧社会の牽制が激しくなれば、尿素だけでなく中国から輸入する他の原料もいつでも供給網が崩壊する事態が発生する可能性がある」と指摘した。

記者

イ·ジフン  lizi@hankyung.com
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