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尿素水 不足

尿素水不足で供給網の脆弱さ浮き彫り

By Nov 04, 2021 (Gmt+09:00)

3日、京畿道始興市のあるガソリンスタンドに「尿素水品切れ」の案内文が貼られている。 尿素水は軽油車両から発生する窒素酸化物を水と窒素に分離し、環境汚染を防ぐのに欠かせない製品だ。最近、中国の輸出制限措置で品薄現象が起きている(聯合ニュース)
3日、京畿道始興市のあるガソリンスタンドに「尿素水品切れ」の案内文が貼られている。 尿素水は軽油車両から発生する窒素酸化物を水と窒素に分離し、環境汚染を防ぐのに欠かせない製品だ。最近、中国の輸出制限措置で品薄現象が起きている(聯合ニュース)
「尿素水」不足により、韓国産業界の脆弱な供給網や韓国政府の危機管理能力の不在などが浮き彫りになった。素材·部品·装備など高付加技術が必要な製品ではないにもかかわらず、尿素水の品薄ひとつで、物流と製造現場全般に非常事態が起こったのが、これを端的に表わしている。日本が付加価値は低いが、必須素材である尿素水を安定的に自給している点とも対照的だ。

○PM2.5の「爆弾」に懸念の声も

業界によると、2011年以降、韓国内での尿素水生産量は皆無であることが分かった。尿素は、アンモニアに二酸化炭素を注入して作るが、生産技術自体は難しくはない。問題は、石炭や天然ガスからアンモニアを抽出しなければならないため、中国やロシアなど原材料産地で直接生産するのに比べて競争力がないという点だ。業界関係者は「尿素は代表的な'ローエンド(低付加)'製品なので、輸入する方がずっと有利だ」と述べた。

実際、韓国は尿素を100%輸入に依存している。最後の尿素工場は赤字を累積したが、11年に閉鎖した。今年1-9月の輸入量(70万3052トン)のうち80%程度は中国から、残りはインドネシアや中東、ロシアなどから輸入した。

尿素に蒸留水を混ぜて作った尿素水は、粒子状物質の主犯である窒素酸化物を窒素と水に分解させ、ディーゼル車の排出ガスを減らす役割を果たす。欧州排出ガス規制の「ユーロ6」が強化された2015年以降、すべてのディーゼル車には排出ガス低減装置(SCR)の設置が義務付けられる。

尿素水を適時に補充しなければ、車のエンジンがかからなくなる。2-3日で全国の貨物トラックが停止し、物流大乱が起こる可能性があると指摘されている。自動車用品店関係者は「10リットルに1万ウォンもしなかった尿素水を5万ウォンで売ってほしいという電話が1日に100通ずつかかってくる」とし「物流業界は今すぐ生存がかかっている問題」と述べた。

尿素水は、精油·鉄鋼業界の産業設備や廃棄物焼却場でPM2.5を減らすことにも使われる。 通常、中国北西風および石炭暖房などの影響で冬季の粒子状物質が高くなるだけに、尿素水の品薄が長期化すれば、粒子状物質の不足にもつながりかねない。

○韓国政府の一時しのぎの対策「限界」

韓国政府は、ロシアなどに輸入先を多角化し、尿素の買い溜めを取り締まるなどの対策を打ち出しているが、業界から批判が出ている。輸入先を多角化するとしても、新しい取引先から要素サンプルを受け取ったが、従来のスペックと合わなければ無用の長物だ。さらに、ロシアに注文した要素が韓国に入るには、少なくとも2-3カ月はかかる。

一方、韓国と産業構造が似ている日本は、必須原材料のアンモニアを自社で生産し、自国内で必要な要素も安定的に供給しているという。 最近は尿素水を使わずに窒素酸化物を分離する方法を研究しているという。

尿素水の製造業関係者は「すでに中国取引先は輸出通関も任せていたが、突然中国政府が防いでしまった」とし「政府が直接動かない以上、方法はない」と述べた。

記者 ナム·ジョンミン peux@hankyung.com

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