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現代自動車 全固体電池開発会社 ソリッドエネルギーシステム SES

現代自動車が、米の全固体電池開発会社に1億ドル投資

Jul 05, 2021 (Gmt+09:00)

現代自動車グループのアーバン・エア・モビリティ(UAM)のコンセプトモデル(現代自動車提供)
現代自動車グループのアーバン・エア・モビリティ(UAM)のコンセプトモデル(現代自動車提供)
現代自動車が、米国の全固体電池開発会社のソリッドエネルギーシステム(SES)に1億ドルを投資し、次世代バッテリー技術確保に出る。SESには、ゼネラルモーターズ(GM)が主要株主として参加している。韓米両国の主力自動車メーカーが、同じ会社に対する投資により次世代バッテリー開発で手を組むことになった。

投資銀行とバッテリー製造業界によると、現代自動車が6月、SESと株式投資契約を結んだことが確認された。現代自動車は、シンガポール政府系ファンド、創業者であるフー・チーチャオ氏、SK、GMなどとともに主要株主となる。

SESは、2012年にマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究所から独立したスタートアップだ。リチウムイオンバッテリーよりエネルギー密度が10倍ほど高いリチウムメタルバッテリー開発分野で最も進んだ技術を持っていると評価されている。2025年の商用化を目標に、GMとともにボストンにバッテリーセル工場を作る計画だ。SESは、ニューヨーク証券取引所に上場された特別買収目的会社(SPAC)との合併により年内の上場を推進中だ。

今回の投資は、現代自動車のバッテリー内在化戦略の一環と解説される。現代自動車グループが未来の収益源の柱とみるアーバン・エア・モビリティ(UAM)の「心臓」である次世代バッテリー技術確保に向け、韓米間の「産業同盟」強化に乗り出しているとの分析が出ている。

◇モビリティの「心臓」も作る…現代自動車「バッテリー技術独立」一歩前へ

現代自動車が、GMも投資する全固体電池スタートアップのSESに共同投資家として参加したのは「軽くて長持ちする」バッテリー技術を確保するねらいからだ。世界の自動車メーカーの最大の課題は、未来型モビリティ市場の先取りだ。現行のリチウムイオン電池の限界を上回る次世代の技術を確保するために、自動車メーカーが死活をかける理由だ。専門家らは、今回の投資を、独立技術確保を追求する現代自動車の「バッテリー内在化」戦略の一環とみている。

◇「次世代技術確保に向けた提携も辞さない」

現代自動車は今年初め、研究開発本部内の次世代バッテリー開発に向けた研究陣を大幅に強化した。現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長=写真=が、昨年10月の就任後の第一声でUAMなど次世代モビリティをグループの将来の収益源として提示したのに伴った後続措置だ。アルバート・ビアマン研究開発本部長(社長)の指揮の下で全固体電池の開発に注力しているという。
現代自動車が、米の全固体電池開発会社に1億ドル投資
今回のSESに対する1億ドルの投資は、独自開発と提携を同時に展開するという意味と解釈される。SESは、全個体電池の一種のリチウムメタルバッテリー分野の先頭走者だ。実際の自動車に適用可能な商用化直前のプロトタイプをGMと共同開発するのに成功した。2025年の本格商用化を目標にGMとボストンに生産工場も作る予定だ。

SESが、年内上場を目前にしているという点も、現代自動車が投資した背景の一つに挙げられる。バッテリースタートアップのうち、世界の自動車メーカーから1億ドル以上の投資を受けたのはSESと、フォルクスワーゲンと提携したクアンタムスケープだけだ。昨年9月に時価総額33億ドルでSPACとの合併方式により上場したクアンタムスケープの時価総額は2日基準108億ドル規模だ。

◇強化される韓米バッテリー同盟

専門家らは、今回の投資を契機に韓米バッテリー同盟がさらに強化されると予想した。現在、電気自動車の「心臓」として使われるリチウムイオンバッテリー分野で、韓国と米国は、唇亡歯寒(相互補完関係で、片方がくずれると他方も危うくなる)関係だ。電気自動車業界の関係者は「2010年初めにA123というバッテリー先導企業が廃業してから米国はバッテリー製造基盤を確保するのに失敗し、この空白をLGエネルギーソリューション(旧LG化学)など韓国企業が埋めた」と話した。

韓米産業同盟を加速化するもうひとつの動力は、中国との対決だ。自国の需要を基に、世界1位のバッテリー供給会社に浮上した中国のCATLはフォルクスワーゲンの有力な合弁会社として議論される。LGエネルギーソリューションが、GMと2つのバッテリー生産工場を米国に作ることにし、SKイノベーションが、最近フォードと6兆ウォン(約5940億円)規模で複数のバッテリー工場を設立することにしたのは、こうした動きに対する対抗戦略だ。

投資銀行業界関係者は「現代自動車とGMが次世代バッテリー分野で韓米共同戦線を展開するだろう」と予想する。

米ジョージア州で建設中のSKイノベーションの電気自動車バッテリー工場
米ジョージア州で建設中のSKイノベーションの電気自動車バッテリー工場
現代自動車では、2030年に360兆ウォンまで成長する見通しの米国のUAM市場進出に向けた橋頭堡の確保という点も、SES投資のまた別の効果だ。現代自動車は、航空交通としてUAM商用化が米国で最初に開かれるものと判断し、米国にジェネシス・エア・モビリティという会社を設立した。自動車業界関係者は「現代自動車は、韓国では水素燃料電池に基づいた物流運送用UAM開発に注力し、電気バッテリーを使ったUAMは2024年に米国で発売するという目標を立てた」と話した。

◇LGなど韓国企業も次世代技術総力戦

現代自動車など自動車メーカーが、バッテリー内在化にスピードを出していることから、既存のバッテリーメーカーも対応戦略に総力を挙げている。バッテリーメーカーは、概して全固体電池の商用化時期を2030年以降とみている。それまでは、既存のリチウムイオンバッテリーの性能を高め、全固体電池に次ぐ効率を出すという戦略だ。ハイニッケルバッテリーが、そのうちのひとつだ。バッテリー正極材素材のひとつであるニッケル含有量を高めるほどバッテリー性能が改善できるという主張に基づいた研究だ。

あるバッテリーメーカー関係者は、「技術を保有することと大量生産することは完全に異なる問題。自動車メーカーがバッテリー技術を内在化しても望む水準の価格で量産するのは難しいだろう」と指摘した。
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