韓国オリオン、インドに製菓工場設立
Feb 23, 2021 (Gmt+09:00)

韓国の製菓大手「オリオン」が、世界2位の人口大国であるインドに製菓工場を設立した。 現地生産で物流コストを節減し、市場需要に早く対応するという戦略だ。
オリオンは、インド·ラジャスタン州ビワディ地区に延べ面積1万7562平方メートル規模の製菓工場を竣工し、製品生産を始めたと23日、明らかにした。 オリオンインド工場は、中国(5ヵ所)、ベトナム(2ヵ所)、ロシア(2ヵ所)に次ぐ10番目の海外生産基地だ。 オリオンは中国、ロシア、ベトナムで現地人の口に合う製菓製品を開発し、注目を集めた。 インドでも同じ戦略を駆使するものとみられる。
オリオンのインド事業進出構想は2年4カ月前にさかのぼる。 2018年10月、インド法人「オリオンニュートリショナルス」を設立した。 14億人の人口を誇るインドは製菓市場の規模だけで年間17兆ウォン(約1兆6000億円)に達する。製菓業の成長初期段階で、発展の可能性が無限にあるという点もポイントだ。
オリオンは、インドに法人を設立していたが、製品生産工場はなかった。 現地の流通チャンネルにオリオン製品を紹介するのは難しかった。最も近いベトナム工場で製品を受け取って少量流通·販売するやり方でインド市場の扉をたたいた。

韓国メーカーでは、ロッテ製菓が先にインド市場に進出している。04年、インドの製菓企業·パリスを買収し、現地でチョコパイ製品を生産している。オリオンも、インド新工場の主力生産品目をチョコパイに決めた。 韓国の製菓メーカー1、2位を争うオリオンとロッテ製菓が、インド市場をめぐってチョコパイで再び対決することになった。
パク・ジョンピル記者 jp@hankyung.com
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